心と体のアロマセラピー
アロマセラピーは、ヨーロッパ発祥の自然療法の一つで、日本語では「芳香治療」と訳されます。植物から抽出された「精油」が体内で取り込まれることにより心身の調和を図ります。これにより心と体のアロマセラピーが体感できるのです。
1. 精油の作成方法
1-1. 水蒸気蒸留法
- ステンレス製の蒸留釜に原料の芳香植物を入れる。
- 蒸気を通す。
- 植物の細胞壁が壊れる。
- 中に含まれている芳香成分が放出される。
- 芳香成分を含む水蒸気を集める。
- 冷却した液体の上部に溜まったものが「精油」
- 「精油を抽出する際にできた蒸留液は、「フローラルウォーター」になる。
水蒸気蒸留法で精油を製造する際にできる蒸留液が、「フローラルウォーター」です。「フローラルウォーター」には、ハーブの持つ有効成分が溶け込んでいて、抗炎症、冷却などの作用を持っています。希釈する必要がないので、湿布、洗浄、フェイスケア、ボディーケアのローション、自然なオーディコロン、マウスウォッシュなどに幅広く使用できます。
柑橘系であるレモン、オレンジ、グレープフルーツの果皮から芳香成分を抽出したものは、厳密には「精油」に分類されません。
それらは、「エッセンス」と呼ばれます。エッセンスは果皮を圧搾して得ることができます。※圧搾とは押しつぶして絞ること。
2. 精油
「精油」とは、植物の芳香成分を抽出した100%天然成分の物質です。
「精油」の質の見分け方は次のとおりです。
- 原料の芳香植物の収穫時期
- 蒸留まえの芳香植物の管理方法
- 適切な蒸留時間、圧力、温度
真正ラベンダー 20ml インセント アロマオイル AEAJ 表示基準適合認定精油
3. 精油が大変効果な理由
精油の価格は、1ビン2,000円から10,000円を超えるものがあります。
植物から抽出される精油の量:
1000kgの植物を原料として抽出される精油の量
サイプレス、ユーカリは、2000~3000g
ラベンダー1000~1200g
ローズは希少価値があり、わずか3~8gです。
精油というものは、大量の植物から抽出したほんのわずかの成分だけなので、高価なものだということが理解できます。
4. 香りの相性について
精油を選ぶときは、作用面だけにとらわれず、心地よい香りになることも大切です。それぞれの精油には、相性というものがあります。ブレンドするときには、相性の良い精油を選ぶと良いのですが、香りの感じ方には個人差がありますので、試しに、色々ブレンドしてみて自分に合うものを作ってみましょう。
5. 精油成分の読み方
精油成分の読み方はあまり馴染みのないものがあります。読み慣れていないものを次のように列記しました。
- 酢酸 (さくさん):刺激臭と酸味とをもつ無色の液体。
- 酪酸 (らくさん):炭水化物や乳酸の酪酸発酵によって生成する。
- 蟻酸 (ぎさん):無色の刺激臭のある液体。
アリやハチの毒腺(どくせん)やイラクサのとげなどの葉に含まれ、皮膚にふれると水疱( すいほう)ができる。 - 安息香 (あんそくこう):ツツジ目エゴノキ科エゴノキ属のアンソクコウノキ (Styrax benzoin)、またはその他同属植物が産出する樹脂のこと。
- α (アルファ)
- β (ベータ)
- δ (デルタ)
- γ (ガンマ)
- 1.8シネオール (いちはちシネオール):別名ユーカリプトール (eucalyptol) は天然に存在する有機化合物で、環状エーテル構造を持つモノテルペノイドの一種。
- cis-β-オシメン (シィス・ベータ・オシメン)
- t-カリオフィレン (トランス・カリオフィレン)
6. 安全性
精油の安全性については
- 経口毒性(けいこうどくせい:口から摂取した時の毒性)一般的には、数種類のものを除いては非毒性です。
- 皮膚刺激(皮膚に塗った時の皮膚への刺激の度合い)
- 感作性(皮膚に塗った時のアレルギー)
- 光毒性:(ひかりどくせい:日光などの強い紫外線に反応することで皮膚に炎症を起こすなどの毒性を示すもの)柑橘系の精油には光毒性があります。
7. 医学・生理学用語
- 疥癬(かいせん):疥癬虫の寄生によって生じる伝染病。指の間や腕、肘の内側、脇の下、下腹部、内股などに発症し、ひどく痒くなる。
- カタル:粘液の滲出性(しんしゅつせい)の炎症。
- 乾癬(かんせん):肘や膝、頭部などに発症して、皮膚表面が銀白色に銀白色に細かく剥がれ落ちる慢性皮膚病。
- 鼓腸(こちょう):腸内にガスが溜まっている状態。
- 子宮脱(しきゅうだつ):子宮下垂が強度となり、子宮の一部が膣口外に脱出すること。
- 静脈瘤(じょうみゃくりゅう):静脈が血行障害のため、ある部分が細くなり、逆にその部位より抹消側の血管が部分的に拡張したもの。
- 心悸亢進(しんきこうしん):精神的興奮、熱病、運動、過労、心臓病などによって、心臓の拍動が速く強くなること。
- セリュウライト:皮下脂肪細胞の壁がコラーゲンの体積でしだいに厚くなり、体液と毒素を封じ込めることでできるみかんの皮のような肌の事。
- 疝痛(せんつう):一定の間隔をおいて起こる激しい発作性の腹痛。内蔵の平滑筋の痙攣状の収縮によるもの。
- 帯状疱疹(たいじょうほうしん):神経の走行に帯状に現れ発疹をともなう痛くてかゆい症状。水疱瘡と同様にウィルスによって引き起こされ、体が弱っているときには発病する。
- 鎮痙作用(ちんけいさよう):痙攣を鎮める作用。
- 白癬(はくせん):一種の糸状菌(白癬菌)によって起こる皮膚病。白くも、水虫、たむしなどがそれに当たる。
- 白帯下(はくたいげ):皮膚表面の傷や腫れ物が治った後に残る跡。
- 瘢痕形成促進(はんこんけいせいそくしん):負傷した組織が治癒する過程を促進する事。
- 頻拍(ひんぱく):ストレスや不安、ショックを受けた時などに、よく経験する過度に速い心拍のこと。
